白節SHIRAFUSHI

コーヒーを楽しむための知識

代表的なコーヒー豆と味の特徴

コーヒーは世界で最も多く飲まれている飲み物であり、現在60カ国以上で生産されています。ブラジルなど南アメリカの国に加え、近年ではアジア圏での生産も盛んで、その生産量は年々増加しています。そんな世界各国でつくられているコーヒー豆について、代表的な種類のものをいくつかご紹介します。

 

 

■ ブルーマウンテン

ジャマイカで生産されるコーヒーの中で、ごく一部の産地で栽培された物のみがブランド付けされる最高級の珈琲。
口あたりがよく、滑らかな喉越しが特徴です。

 

■ コナ

ジャマイカのブルーマウンテン、タンザニアのキリマンジャロと並び世界三大コーヒーと呼ばれるハワイ島産のコーヒー豆です。収穫量がコーヒー総生産量の0.1%であるほどの希少種です。特徴は、際立ちすぎない果実感とクリアな味わいです。コーヒーの苦味が苦手な方からも愛されるコナコーヒーです。

 

■ キリマンジャロ

タンザニア産のコーヒー。日本ではキリマンジャロと呼ばれており、強い酸味とコクがあるのが特徴です。

 

■ モカ

世界最古のコーヒーブランド。イエメン産のマタリ、エチオピア産のハラー等が有名で、
甘みやコクに加え、独特の酸味があるコーヒーです。

 

■ グァテマラ

果物のような酸味と、華やかな香りが特徴的なコーヒー。地域ごとに個性があり、日本でも昔から人気の高いコーヒーです。

 

■ ブラジル

ブレンドのベースとして使われることも多く、バランス良い味わいが特徴のコーヒー。
程よい苦味と爽やかな酸味があります。

 

■ コロンビア

マイルドでバランスが良く、コーヒーの基本とされる味。やわらかな苦味とコクで飲みやすいコーヒーです。

 

■ マンデリン

スマトラ島のマンデリン族が栽培を始めたことが名前の由来。
酸味が少なく、強い苦味があるのが特徴で、濃厚なスイーツなどに合う珈琲です。

 

■ トラジャ

インドネシアのスラウェシ島で17世紀末から栽培されていた珈琲。
非常に芳醇な香りと濃厚なコクを持ち、クリームのような滑らかさも感じられます。

 

■ ジャワコーヒー

インドネシアのジャワ島を産地とする珈琲。
濃い見た目とは裏腹に、酸味が少なく口当たりの良い、マイルドな味わい。香り高く飲みやすい珈琲です。

 

■ ケニア

柑橘系のフルーツのような爽やかな風味が特徴の珈琲。
苦味と酸味のバランスが良く、主張するものがない、全体的に甘く上品な味わいです。

 

■ コスタリカ

高品質なコーヒーを生産する国として人気の国。芳醇の中に絵豊かな酸味と、濃厚な甘みを味わえます。

 

■ キューバ

ブルーマウンテンに似た、滑らかな喉越しを感じられる珈琲。上品な香りと、バランスの良い風味が特徴です。